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Hauptwerkを入手

Crumhorn Labsというところが開発している「バーチャルパイプオルガン」の評価用CDが届いた。

http://www.crumhorn-labs.com/

パイプオルガンの音をひとつひとつサンプリングしてはファイル化しているグループ(企業?)がいくつかあって,そのサンプリングデータを使うための標準的なソフトらしい。

要するにこれがあれば,だれだれが17xx年に作った聖なんとか教会の有名なオルガンの音をPC上で再現できるというわけ。

ただ,標準でついてくる音色サンプルは1.5GB(!)もあるそうで [2008/10/14訂正] 520MBのメモリを必要とする。PCの必要条件は「小さなオルガン(=パイプが少ない=サンプリングすべきデータが少ない=メモリの必要量が少ない&同時に鳴るパイプの数が少ない=CPUへの負荷が少ない)ならP4-2.8GHz程度でもなんとかなるが,大きなオルガンなら,ぜひ64bit Windows上で64bit版(があるらしい)を使い,メモリはぜひ4GB以上,CPUはデュアルコア,おすすめはAthlon 64 X2。特にコアあたりキャッシュが1MBだと性能がいい」……と,いまどきすがすがしいほどのハイスペックを要求してくれる。

なので,家のAthlon 64-3000+じゃ苦しいかなぁ,と思いながらとりあえず評価版を取り寄せてみたが,確かにパイプを片っ端からオンにした状態で速いトリルが入ったりすると演奏が崩れます。まあメモリが1GBしかないので,サンプルデータがメモリに乗り切らないわけで [2008/10/14訂正] ぎりぎりだからか,フルパイプで鳴らせばディスクスワップが起きるのだろう。だが,そういう状況にさえならなければ発音はなめらかで,音色のリアルさはさすが本物!

このソフト,評価版だと数秒に一回「リン」と鐘の音が入るので,楽器として使う気なら6万円払ってレジストが必要である。 [2008/10/14追記:執筆時点では6万円ほどのバージョンしかなかった。その後、機能がやや低いが安いバージョンが登場した。現在では2万5000円のBasicと6万円のAdvance] 6万円とは高いと思われるかもしれないが,定評のある電子パイプオルガンメーカーの音源モジュールは25~30万くらいなので,それを考えればむしろ格安。しかも,サードパーティの音色セット(ものによるが1~5万円)に取り替えることがもできるというのも汎用性が高い(音源モジュールだと,他の音を使いたかったらまた25万出して買わなくちゃいけないからね)。

今は手持ちの適当なMIDIデータをHauptwerkで鳴らしているだけなので,今後は実際にMIDIキーボードで演奏してみて,レイテンシに問題がないかどうか確認しないといけない(あんまりタイムラグがあると演奏しずらいからね)。まあ,2GHzのCPUなら大丈夫じゃないかな? 最大の問題は今PCにMIDI IN端子がないことである(^^;

ともあれ,音源のめどもつき,昨日はついにカナダの会社からはペダルと手鍵盤を発送したとの連絡あり。来月半ばくらいにはパイプオルガン演奏環境がなんとかセットアップできそうでうれしい。

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