6:mysqlサーバとphp
Wordpressを動かすには、mysqlとphpのインストールが必要です。
apt-get install mysql-server php5 php5-mysql
php5-mysqlのインストール中に、テキストっぽい画面になってWebサーバの種類を聞かれるので、Apache2を選びます。
mysql-serverのインストール中に、rootのパスワードを聞かれます。これはmysql-serverのユーザーとしてのrootで、システムのrootとは関係ありません(まあ、システムのrootのパスワードというのもそもそもUbuntuの場合は、特に作らない限りないわけですが)。 なので、mysqlのパスワードと思って、何か考えて入力します。
そのあと、wordpress用のデータベースを作ります。
mysql -u root -p
と入力してrootとしてmysqlにログイン。パスワードを聞かれるので、インストール時に指定したパスワードを入力します。すると
mysql>
というプロンプトが出るので、そこで
create database wordpress; ←wordpressはデータベースの名前。別になんでもよい
と入力(末尾の ; をお忘れなく) 。
Query OK, 1 row affected (x.xx sec)
みたいなOKメッセージが出れば問題なし。
quit
で抜けてください。
あとはwordpressのファイルをダウンロードして展開して、自分のサイトのDocumentRootに置いて、Wordpressのサイトの説明に沿ってインストールしてください。なお、Apache2において、Wordpressを動かす(バーチャル)ドメインの設定で、DirectoryIndexにindex.php を入れておかないと、Wordpressのページを生成するindex.phpにアクセスが行われず、動かない! と騒ぐことになります(詳しくはWebサーバの設定のページ。私はこれでずいぶん悩みました。バーチャルドメインなんか作ってなければ問題ないのかもしれませんが……)。 参考までに。
次は、operaについて
●Wordpressを新バージョンのサーバや別のサーバに移動する方法(8.04から9.10サーバに移行したときのメモなど)
各ユーザーのwordpressフォルダの中身は適宜バックアップするとして、問題はmysqlの中のデータ。よく推奨されるのは、phpmyadmin というアプリを入れて、webからmysqlを管理できるようにしておき、ここにある「エクスポート」で書き出し、「インポート」で書き戻す、というもの。しかし今回これをやってみたら、「ファイルが大きすぎる」といわれてインポートできないという問題にぶち当たった。最悪。
解決策は、 /etc/php5/apache2/php.ini の中の、upload_max_filesize, memory_limit, post_max_size の値を大きくしてやること(今回は64Mにした)。ただ、今後もデータベースサイズが大きくなることを考えたら、いずれ破綻しそうだ。CUIベースのmysqldump コマンドを使う方法、/var/lib/mysqlをまるごとバックアップする方法、のほうがいいかもしれない。
最後の方法で一度試みたが、ユーザー「mysql」のユーザー番号などが、移行先のOSで一致しないとむずかしそう。特定のサーバのバックアップとして取るには楽だが、移行用には使いにくそう。
今回mysqldumpも取ってみた。オプションがいっぱいあってわけわからん。結局今回はphpmyadmin経由のほうで復元できたので、バックアップデータはまだ検証してません。すみません。