起動直後
●アプリケーション→アクセサリ→端末を選んだ状態で、右クリック→このランチャをパネルに追加 しておくと、使用頻度の多いターミナルをすぐ呼び出せて便利です。
で、端末を起動したら、
sudo su (パスワード入力)
これで、以後rootとして作業できるようになります。
このページ以降の説明では、すべてこの、sudo suした状態を前提として手順を記載しています(したがって、ログインユーザーの状態で以下の作業を行う場合には、頭にすべてsudo を付加してください)
apt-get update
apt-get upgrade
として、インストール済みのアプリを最新化しましょう。
●おすすめアプリ
apt-get install krusader
でインストールできる「krusader」というアプリは、見通しよくディレクトリやその中のファイル、ファイルの内容等を確認したり、ファイルのコピー&ペースト、ftp接続、圧縮ファイルの中身の閲覧等ができる便利なツールです。
sudo su した状態で、
krusader
とすると、すべてのファイルを読み書き編集できる状態で起動します。
ファイルの上でF3を押すと中身が表示され、F4を押すと編集ができます。/etcの下のアプリの設定ファイルなどをいくつも編集する際にたいへん便利だと思います。
あと、私はとりあえずパーティションエディタと、メーラのthunderbirdと、旧サーバからファイルをネット越しに読むためのnfsクライアントを入れています。これらは
apt-get install gparted thunderbird nfs-common
で入ります。
●また、 システム→設定→キーボードで、レイアウトタブのレイアウトのオプションを呼び、Ctrlキーの位置で、CapsLockをもう一つのCtrlにする、を選択しておくと、CapsLockキーをCtrlに使えて(私は)便利です。
次は:ネットワークの設定
以下は8.04のときのメモ。現在は不要。
●システム→システム管理→ハードウェア・ドライバで、ATIやNvidiaの「プロプライエタリ」なドライバがあって利用されていない、という状態になっていると思います。有効にするをチェックして閉じると再起動を促されますので、再起動してください。これをいれておかないと、本来の解像度(1280×1024ドットなど)が使えなかったり、描画が遅かったりすると思います。
●前のページで説明したように、データ用パーティションをあとから用意する場合には、以下のようにします。
↑をやっていない方は、パーティションエディタのインストール。
apt-get install gparted
システム→システム設定に「パーティションエディタ」ができますので、これを起動して、 空き領域を第三のパーティションにします。まあ、形式はext3でしょう。設定をして、最後に編集→すべての操作を適用 すると、最終的なパーティション確保とフォーマットが行われます。終わったら、割り当てるためのフォルダをmkdirで作り、それをマウントします。以下の例では、/userdataに3番目のパーティションをマウントします。
mkdir /userdata
mount /dev/sda3 /userdata
……使い勝手的には、/homeにマウントしたいですかねえ。でもそうすると、すでに作られている/home以下のフォルダが消えて問題になりそうですね…。mount前に一度中身をどっかに退避してから、mountして、書き戻せばいい、かな? すいませんこれは未確認です。私は、OSログインのためだけのユーザーを設定していて、/home以下にはそのユーザーのデータを置きますが、それははっきりいってどうでもいいデータで、ふだん使うユーザー名(メールとか、ftpとか、sambaとか)や他人に発行するユーザー名は、すべて別フォルダ(上の例で言う/userdata以下)に置き、それを別パーティションとして管理しています。ユーザーの追加のときに、いちいちユーザーフォルダを指定しなおさないといけないんですが、まあ、たいした手間じゃないので。
上のフォルダをOS起動時に自動的にマウントさせたければ、/etc/fstab に
/dev/sda3 /userdata ext3 defaults 1 2
という行を追加しておけば、いちいちmountを行う必要がなくなります。