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Webサーバの設定(apache2)

2:Webサーバ

デスクトップ版にはWebサーバのApache2は標準では入っていないのでインストールが必要です。

apt-get install apache2

この状態でもう動いています(ブラウザでlocalhostにアクセスするとIt Works!と表示されるはず)

昔Fedoraでもapacheは使っていたのですが、設定方法が全然違うので面食らいます。

基本的には、/etc/apache2/conf.d に、用途別に適当なファイル名のファイルを用意して、中に設定を書いていきます。従来は/etc/httpd/httpd.conf にずらずら書いているかと思いますが、UbuntuのApache2ではこれらには触らない方がよさそうです。

うちでは全体設定用に、general というファイルを作り、そこに

ServerName 61.192.163.136  ←自分のサーバの固定IPアドレス
AddHandler cgi-script .cgi ←CGIを実行可能に

<directory /home/michel> ←あなたのサイトのドキュメントのルート
        Options All
        Options -Indexes
        AllowOverride AuthConfig
        Order allow,deny
        allow from all
</directory>

と記述しました。CGIを実行できるように、および.htaccessによる認証が可能になるように、です。

うちでは1つのIPアドレスの下に複数のサイトを運営しているので、それぞれのバーチャルホストの設定も必要です。

まず、virtualhost というファイルを同じく /etc/apache2/conf.d の下に作り、

NameVirtualHost 61.192.163.136

とIPアドレスを記述します。それから、個別のサイトの設定になります。内容は、/etc/apache2/sites-available の下に、サイトごとにファイルを分けて記述していきます。最初からdefaults というファイルが入っていると思います。いろいろ書いてありますが、運営するサイトが1つだけの人は、DocumentRoot /var/wwwになっているところを、必要に応じて変更するくらいで、いいのではないでしょうか。すみません、うちは全部バーチャルホストなので、defaultは放置しています。

さてバーチャルホスト。たとえば、uayeb.com を /home/michel/www 以下に置くように設定するには、uayeb というファイル(ファイル名は、自分にとってわかりやすければなんでもよい。たとえば uayeb.com でもよい)を /etc/apache2/sites-available/ に作り、以下のように記述します(defaultsをuayebという名前でコピーしておき、それを編集するのがいいでしょう)。

<VirtualHost 61.192.163.136> ←自分のサイトの固定IPアドレス
        ServerAdmin webmaster@localhost ←本当は自分のメアドにしておくべき? でもエラーとかメールでくるとウザいので初期状態のまま放置しています
        DocumentRoot /home/michel/www ←データを置くパス
        ServerName uayeb.com ←サイトのURL
        ServerAlias www.uayeb.com ←wwwつきでもアクセス可能にするため
        DirectoryIndex index.html index.php ←ファイル名が指定されなかったとき、どのファイルを表示するか。Wordpressを置くつもりなら、ここにindex.phpを置いておかないとハマります。
        Options ExecCGI ←CGIを実行可能にするため

        Errorlog /var/log/apache2/error.log ←以下4行はdefaultsにあった内容を残しただけ。これ以外の行は削除またはコメントアウト。
        LogLevel warn
        CustomLog /var/log/apache2/access.log
        ServerSignature On
</VirtualHost>

他に稼働するサイトがある人は、同様にサイト名を示すファイルを作り、同様に記述していきます。

サイトの設定ファイルを書き終えたら、

a2ensite サイト設定ファイル名

とすると、サイトが有効化され、/etc/apache2/sites-enabled に、サイト内容記述ファイルが現れます(これは実際には、 /etc/apache2/sites-available 内のファイルへのリンクです。したがって、サイト内容を変更したいときには sites-available 内のほうを変更します)。またサイトを無効化したいときは

a2dissite サイト設定ファイル名

でできます。

最後に、

/etc/init.d/apache2 restart

で、ここまでの設定内容が反映されます。ブラウザでアクセスして、正しく動作しているか確認しましょう。

次は:メールサーバの設定(postfix, dovecot, saslauthd)

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