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network-manager全然だめ

Ubuntu 8.10が登場したので、うっかりGUI環境が壊れてしまった8.04のサーバを喜び勇んで再セットアップ。

旧サーバのetcをコピーしてあるので、サービスごとに設定ファイルだけ上書きしていくと、思いのほかすいすい進む。

だが、鬼門はネットワークだった。Ubuntu 8.10では、システム設定→ネットワーク がなくなり、ネットワークの設定はタスクバー上のネットワークマネージャーがフルに担当することになっているようだ。こいつ、普通に有線で自宅内LANにつなぐのは問題ないが、サーバ外部公開用の固定IPのPPPoEセッションを張らせようとすると、すべてのルートをこのPPPセッション(ppp0)経由に変更してしまいやがる。それどころか、eth0に割り当てられていた家庭内LANのIPアドレス(192.168.*.*)まで消してしまうのだ。

しかしPPPoEって、その名の通り over ethernetなわけで、パケットを実際に送ってくれるメディアであるeth0のIPを解放してしまって、どうしてPPPが動けるのだろう?

ifconfigで見ると、eth0はIPv6のアドレスだけを割り振られているように見える。ルータとはこれで通信しているのか? それとも、実際にはなんらかのIPv4アドレスが割り当てられているけれども、Ubuntu上からは見えないということなのか? routeコマンドで192.168.1.0/24のサブネットをeth0に割り当ててみても、eth0にIPv4アドレスがないためか、LAN内通信はできない。

いろいろやったがよくわからないので、ネットワークマネージャーは諦めて、network-managerはリムーブ、代わりにnetwork-admin(システム設定→ネットワーク の本体)を入れ直す。ところが、8.04のときにはここにはeth0とpppしかなかったのに、今回はpan0というのも登場している。panってなに? public area network?? まあ、よくわからんがこいつは無効にし、慣れたpppの設定メニューでPPPoEのユーザー名やアドレスなどを入れていく。インターフェイスをeth0に設定して接続しようとするが、何度やってもうまくいかない。しかもなぜか、eth0に設定したはずのインターフェイスが、何度設定してもpan0に勝手に変えられてしまう。

どうにもしょうがないので、network-adminは外し、またnetwork-managerのセットを入れ、家庭内LANの件はあとまわしにしつつサーバだけ稼働させようとしたら……再起動してもネットワークマネージャーのアイコンが現れない。つまり、……PPPoEの設定ができない……。

このあとVPNの設定まであるのに、ここでこんなことではどうしようもない。

ということで、サーバは8.04を再度入れ直しました。まったくもう。

network-managerって、8.04のときも、VPNとPPPoEの共存がうまくいかなかったりしたしなぁ……。でも、将来的にはnetwork-managerに一本化する気なんだろうなぁ……。

08/11/09追記 このエントリーに結構アクセスがあるのは、8.10でいろいろお悩みの方が多いせいでしょうか。結局私は8.10はとりあえずあきらめ(というのは、サーバをずっと落としたままにはできないので)、8.04で再度セットアップしました。その詳細は、右上PagesのUbuntuのところの、ネットワーク設定 のところに書いてます。よかったら見てください。

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