GUI崩壊の原因が判明
再インストールした8.04サーバだが、いくつかフォントを入れたあと、試しにアプリを入れてみると、文字が全部豆腐(□)になってしまうという現象が発生。以前GUIが壊れたとき、その直前、OSの再起動時にダイアログが同じように化けかたをした、これはきわめて危険な兆候だ。再起動したら、またGUIが使えなくなる可能性がある。
フォントがらみがおかしいことはだいたい見当がつくので、システム→設定→外観の設定(ここでシステムフォントの設定も行う)を呼んでみると、案の定ここもみごとにすべてが□になっている。どうやらおかしなフォントがシステムの標準に選択されてしまっているようだ。そこで、真ん中のタブを押し、フォント選択プルダウンメニューを押し、(ここまで文字は全部□で読めない!)、一番下のフォントを選ぶ.。一番下は東風だったことを覚えていたから。そうしたら、無事文字が読めるようになりました。他のフォントも全部東風にして、さあ一安心。ためしに再起動ボタンを押しても文字は化けないので、安心して再起動させてみたら
ががーん。前と同様、X Windowsが起動しようとして、□だらけのメッセージを6回出した挙句「起動できませんでした」状態に。
そこで、CUIでログインしてrootになり、/usr/share/fonts/truetype/ipa-mona(IPAモナーフォント。このフォルダは自分で作ったもの)をまるごと削除し、再起動してみたら、やっぱり! 無事動くようになりました.
それで、原因究明のため、ipaモナーフォントを調べてみると、なんとパーミッションがrootの600になっている! ルートじゃないと読めないのだ! (だから、rootで起動するとちゃんと文字が出るのに、ユーザーで起動すると□になる、という現象が出ていたのだ)。
それで、パーミッションを他のフォント同様、rootの644に変更したら、無事IPAモナーフォントが使えるようになり、文字化けや、X Windowの起動失敗もなくなりました! IPAモナーフォントを入れる方はご注意ください。
ここからダウンロードできます。解凍して、中のttfファイルを/usr/share/fonts/truetypeの下に適当なフォルダ(monaでもipamonaでも)を作っていれ、忘れずにファイルのパーミッションを644にしておきましょう。アスキーアートがあまり崩れずに見えるようになって便利です。