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uayebはマヤ暦の「無名月」

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想像してみよう、音のしない幹線道路

フォードの株が1ドル台になり、同社は資金繰りのために虎の子のマツダ株を売るという話が新聞に載っている。1.99ドル、約199円。確かにやばい水準ではある。今調べたら、GMは5兆8000億円もの債務超過だった。日本ならとっくにつぶれていそうだが、大きすぎてつぶせない状態のようだ。

とはいえ、トヨタも北米の業績は大きく落下している。石油がいつ枯渇するかについてはさまざまな論があるが、埋蔵量に限りがあり、また、CO2排出削減の圧力で、仮に石油がまだ当分潤沢にあるとしても、使うことにコストを課されることすら考えられる今後、ガソリンのコストは今後もまちがいなく上がり続け、ガソリンの自動車をマイカーとして持つことは、コスト的にますます難しくなるだろう。

車が高嶺の花になってしまい、その結果、お金持ちでないと行動が制約される、という事態になると、その後はいろいろなことが考えられるが(たとえば路線バスやLRTの復活、市街地への人口の再流入等)、自動車メーカーが希望しているのはおそらく、比較的リーズナブルな値段でマイカーを持ち続けられるという未来像だろう。どうすれば可能か。

どうも、太陽光発電+補助金を期待しているように思える。

つまり、電気自動車が普及し、自動車にチャージする電気の代金が現在のガソリンくらいに低く、かつ、その電気の発電においてCO2の排出が少なく(同じ距離をガソリン自動車で走らせた場合より)できれば、クルマ社会を続けることができる(注:クルマ社会を続けたいと思っているわけではありません)。

ただ、電力会社に「今からクルマが全部電気自動車になるから、そのぶんの電力も発電できるようにしろ!」というのは、たぶん、設備投資的にたいへんだし、原発はそうそう作れないので、火力で対応するとなると、これはすごいCO2排出になる。発電におけるエネルギー効率は40%くらいなので、それだったらガソリン燃やして走ったほうがCO2排出は少ないような気がするし、そもそも高い燃料を今より大量に買い込んで燃やしたりしたら、燃料高に拍車がかかり、電気代も高騰するだろう。

家庭に太陽光発電装置と大容量バッテリーを設置してもらい、昼間発電した電気をバッテリーに貯め、夜帰ってきたら自動車にバッテリーから移し替える、というスタイルが実現すると、発電所の新設は不要だし、CO2排出は大きく減らせる、ということになる。問題は、太陽光発電装置などを入れるコストが大きいこと。自治体や、来年度からはふたたび政府が補助を出すようだが、ともかくこうして、早く「燃料は自宅で給油可能」な状態にしてしまうことで、自動車各社のすみやかな電気自動車のビジネス化を後押しでき、太陽電池製造各社も後押しでき、京都、ポスト京都のCO2排出目標もクリアできる、という狙いと見るのは勘ぐりすぎだろうか。マンションだと太陽光発電を設置するわけにいかないが、マイカーが必須の地方では一戸建てが普通だろうから、うまくはまるような気がする。

そう考えると、今後自動車の電気化というのは、案外加速度的に進むのかもしれない。遅くとも20年後、早ければ10年後には、走る自動車の大部分が電気ということになるかもしれない。

……先日渋谷のセルリアンタワー東急に行ったとき、目の前が246+首都高3号で、2Fのテラス風の通路を歩いていると、特に信号が変わったときなど(坂道なので)トラックなどものすごい轟音で、これじゃあ雰囲気も台無しだなぁと思ったのですが、ひょっとしてこれが20年後にはみんな電気になって静かになるのだろうか、と、ふと考えました。それは町にとって、とてもすてきなことです。排ガスも出ず、音も出なければ、高速道路や幹線道路のそばの環境は格段に向上する。マンションなどの物件は値上がりするかも。

でも、自動車が音を出さないと、特に視覚障害の方には危険が大きいということで、電気自動車でも音を出すような装置を入れるような話も進んでいるようですね。確かに、視覚障害でなくても、実際裏道の交差点では、自動車の出す音が危険防止的にきわめて重要なのはわかります。でも、それで高速や幹線道をみんなで走られたら、せっかくの静かで快適な都心はなくなってしまいます。なにか、いい手はないものでしょうか。

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