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uayebはマヤ暦の「無名月」

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次はスピーカー

ようやくオルガンシステムができました。ただ:

●今のマシンではCPUパワー,メモリ容量ともに不足(音がとぎれたりノイズが載ったりする)
●今のUSBオーディオのドライバだと遅延が大きすぎる
●スピーカーがないのでUSBワイヤレスヘッドフォンを使っているが,これだと風情がなさすぎる

そのため,

●Conroeベースのマシンに作り直し,
●USBオーディオはやめてASIOドライバを捜し
●スピーカーを買う
必要が生じています。

オンボードのrealtekのチップ用のASIOドライバはあるのかなぁ? (ASIOというのは,Windows標準のDirect X経由の音声ドライバではなくて,Steinberg社が規格化した,より遅延が少ない音声ドライバ)

すっかり秋ですね~

というほど涼しいですね。
昨日は久しぶりに新宿から徒歩帰宅(50分弱)だったが、これくらい涼しいと歩きやすくていい。

今日なんかは浴衣でも着て歩いたら気持ちよさそうだが、会社に着ていくわけには行かないところが残念。

上の写真は、「すべてのWindows用音声ドライバをasio対応に変換する」という「asio4all」を使って、USB AudioをASIOでうごかそうとしたところ。「beyond logic」(ありえない、とでも訳すのか?)という不気味なマークが登場して動いてくれなかった。マニュアルによると「原因不明の理由でドライバ側に動作を拒絶された」場合にこのマークがでるそうです。うー。
でも、もう片方のrealtekのドライバではちゃんと動いたので(聴感上はまだ少しラグを感じるが、まあ演奏には十分使えるレベル)ので、こっちを使えるようにとりあえずはヘッドフォン用延長ケーブルを用意しつつ、できるだけ早くスピーカーを買いたいところです。

やっとオルガン仮動開始

譜面台ができました! というメールが来ました。


7/20の写真を見るとおわかりのとおり,現状,譜面台の位置が超高くてすごく使いにくいのです。これでも一応「お琴用の低い譜面台」を使っているのですが,これでも高すぎる。

でもこれより低いのを探すと,今度はいきなりテーブルや床の上に直接置く「卓上譜面台」になってしまい,今度はキーボードに隠れてしまうのです。

そこでネットで探したところ,アトリエモリさんというところが,

http://homepage2.nifty.com/lereve/orfeu.htm

こういう譜面台を作っていて,高さなどは特注も可能だというので,3段鍵盤のすぐ上に譜面が来るように足の長さを調節してもらい,ついでに,譜面台も横に6cm長い別のパーツを使った物をお願いしていたのです。標準品より7000円高くなりましたが,まあ,特注費用としてはこんなものかなと思いまして。

ひと月ほどまえに頼んでいたのですが,ようやくできあがってきたようです。しかも,できた製品の写真をわざわざ撮影してくれました。

http://homepage2.nifty.com/lereve/music8/olfeu.html

こちらのオリジナル

http://homepage2.nifty.com/lereve/music5/orfeu04x.jpg

に比べると,足が長くて,譜面台が少し横に広いのがわかります。到着が楽しみです。

====
8/1にUSBオーディオがasio4allでうまく動かない話をしました。
しかたなく,音質的には明らかに望ましくないマザーオンボードのサウンドを使いつつ,asio4allでの動作を試みました。
こちらは一応動いたのですが,レイテンシが聴感上はもうひとつ改善されない感じなのと,弱い音のストップの音がちゃんと聞こえるようにボリュームを上げるとノイズがとても大きく,これはやはりダメだ,という結論になったのです。

それで,ノイズの少ないまともなオーディオインターフェイスを物色。安い(1-2万円の)USBインターフェイスはUSB 1.1対応で,速度が12Mbpsしかない。まあ44.1kHzステレオ音声は1.4Mbpsなので,1ストリームの再生専用ならこれでも大丈夫な気もするが,Behringerという会社がFCA202という1394のサウンドボックスを実売1万3000円で売っていたので,こっちを購入した。1394やUSB 2.0対応のボックスは3万円台以上からのが多いなか,珍しい安さだ。MIDI I/Fがないのと,オーディオ出力が少ないためのようだが,どうせオルガンの再生用だし,MIDI I/Fは持ってるからいらない。必要十分でぐんと低価格だからお買い得と思ったわけだ。

この製品自体は問題なく動作した。Windwos上でオーディオ再生にも使えるし,ASIO対応のソフトでASIO出力も問題なくできる。

のだが,なぜかHauptwerk2が動いてくれないのだ。Direct Sound経由なら動くのだが,これだとレイテンシが多い。ASIOにすると,起動時にハングアップする。

そこで,抜け道を考えた。Hauptwerk2はVSTiとしても動くので,適当なVSTホストを動かして(オーディオ出力をASIOにして),Hauptwerk2をVSTプラグインとして動かす,というものだ。

だが,これもどうも動作が怪しい。しばしばハングアップするし,動いても正体不明の大きなノイズが乗る。VSTホストプログラムを3種類試したが,どれもたいていロードに失敗する。他のプラグインはちゃんとFCA202のASIOドライバ経由でちゃんと音が出ているのに。

困り果てて,Hauptwerk社のサイトのForumに問題を書き込むと,さっそく開発者からリプライあり。動作ログを送ってくれというので送ったところ「このドライバはレイテンシの値を正しく返していない。0msと返している(0msはありえない)。でもまあ,次回のリビジョンアップのときには,こういうドライバでも動くように修正しておくよ」というメッセージが帰ってきた。また「指摘いただいたVSTホストを試してみた。確かに動かないが,これはホストプログラムがレイテンシに0msを返すためだ。使うならSteinbergのV-Trackが安くて確実に動くからおすすめ」だという。

でも,3種類のホストがどれも動かないというのは,どうも,ホスト単体の問題ではなく,ホストの出力先であるFCA202のASIOドライバの仕様が,Hauptwerkと何かしら相性が悪いような気がしないでもない。V-Trackはオンラインで買えるが数千円するし,動かなかったら悲しいし,どうしてもVSTが使いたいわけではない。そんなお金を出すならむしろ,スタンドアロンのHauptwerkがちゃんとASIOで出力できるようなサウンドインターフェイスを用意したほうがラクだ。

というわけで,Forumのみなさんの書き込みを見たうえ,日本では比較的安価なEmu 0404をゲット。実質9000円。
実は多くのユーザーがPCIカードのサウンドインターフェイスを使っている。PCIカードはノイズが多そうなPCの内部にあるし,PCIカードへの電源供給とかいかにも質が悪そうな気がして敬遠していたのだが,これほど多くの人が使っているのならとんでもなく悪くはないのだろう,というのと,いずれFCA202で動くようになれば乗り換えよう,というつもりである。

昨日カードをセットアップしたところ,さすが,今度はばっちり動きましたよ。デフォルトではやけにレイテンシがあったが,設定を見たら50msになっていたので,2msに下げたら抜群によくなりました。ただ2msだとたまにノイズが入るので,まあ,実用上気にならないくらいでもう少しレイテンシ上げようとは思っています。

というわけで,ようやくまあまあ満足できる音で練習ができるようになりました。たぶんCPUパワー的に,現状ではストップをいっぱい使うと音がとぎれると思う(あとでベンチします)ので,週末にはマザーをConroe 2.4GHzに変更します。さらに,今月中にスピーカーを導入すれば,ようやく完全完成となります。ようやく頂上が見えてきました。

64bitってすごい?

前の日記のとおり,マザーの調子が悪いので,AsusのP5Bを買ってきて交換しました。

事前にAHCIドライバのディスクを作っておき,満を持してインストール。BIOSで,SATAをAHCIモードにし,F6キーでドライバを読み込ませた…のに,なぜかXPのインストーラがHDDが見つからないと言ってくる。起動画面でもBIOS画面でもHDDは見えているのに…AHCIのドライバもちゃんと読ませているのに…?

調べた結果,想定外の仕様が発覚! ICH8(Rじゃないほう)は,RAIDだけじゃなくてAHCIモードまでない!! まじですか!? P5BのサウスはICH8。いや,RAIDはどうせ使わないからRじゃなくていいやと思って買ったのですが,まさかAHCIまでないなんて…じゃあこのBIOSの「AHCI」って選択肢はいったい何だよ>ASUS!

というわけで,IDE互換モードでしかインストールできないわけですが,前回同様無印XPのインストーラは,HDDを137GBまでしか認識してくれません。あちゃー。OSが入れられないなんてFoxconn以下?

そこでふと思い立ち,手元にあったWindows XP 64bit版(180日間のみ使用可能)を使ってみることにしました。こいつはBigDrive対応みたいで,インストーラがちゃんとHDDを認識します。

実はオルガンソフトのHauptwerkは64bit対応バイナリもあるようなので,それを試してみたかったというのがひとつ。あとは,64bit環境で今PCがどこまで使えるかも試したかった。あまりに不便が多いようだったらPATAのHDD(80GB)をつないで,そっちに32bit Windowsは別途入れて逃げることはできるし(不本意だが)。

ところが。今のところ64bitで普段の作業には支障はなし。LANのドライバはマザーのドライバCDで普通にインストールされたしmサウンドカードは,64bitドライバの存在を確認して買ったEMU-0404なので,問題なく動いています。

さらに。それほど期待していなかったHauptwerkの64bitバイナリは驚くほど性能がアップ! ASIO利用時ならレイテンシを2msとかにしてもまったく音切れしない。Direct Sound経由でも,レイテンシが目に見えて減りました。32bit時には不定期にぶちっという音が入ってもいたのですが,それもなくなりました。

もっとも,不定期のノイズなどはOSの違いだけではなく,マザーの違いに起因するものかもしれないので,あとでPATAに32bit Windowsを入れて比べてみようかとは思っていますが,仮に64bitの効果だとすれば,今まで体験した中でとびぬけてすばらしい64bitのメリットです。

DVDプレーヤーは今まで使ってきた某ソフトに一部不満な点があり,今回Win DVD Platinum Editionの試用版を試してみたところ,これが非常にgood,不満点も解消されたので,$49出して買うことに。64bit Windows上でもまったく問題なく動いています。DVDのライティングソフトが,どうも手持ちのものはどれも動きそうにないのが問題。BzのGOLD 9 BASICでもオンラインで買うかねぇ(64bitコードらしいし)。まあ,焼きたくなったら考えよう。

ちょっと見ない間に,意外に64bit環境が使えるようになっていて驚きました。

手術、成功!

先週からオルガンのペダルの上のシの音が鳴らなくなっており。他の音は出るし、たまに何かの拍子で鳴ることもあるので、基盤側の故障ではなく、シの部分のセンサー故障と想定。最初届いたときに音が出ないと言って騒いだとき、2-3のセンサーにドライバーなどでかなりダメージを与えた記憶があり、たぶんその影響が出てきたということだと思う。

上のシが出ないのは、間違いなくいろいろな曲で支障が出る。しかしすでにスペアのセンサーはないので、あまり使われない音(鍵)のセンサーをここに移植するしかない。最初は、一番上の半音下、ファ#を移植しようと思った(一番高いソよりも使用確率が低いと思ったから)。ところが、配線を見てみると、ファ#のセンサーを経由してソのセンサーが接続されていて、ファ#を外すと、ソのセンサーが回路から切り離されてしまうようだ。しょうがないので、ソを取り外し、シの(壊れた)センサーを外し、ソのセンサーを再移植。なんだか生体腎移植をしている気分だ(おおげさすぎ)。

ハンダ付けの腕が低いため、ケーブルが一本、かなりぎりぎりな感じでしかつながらなかったのだが、ここはデジタル回路、オン・オフさえきちんと動けばいい(配線のヘタさによるアナログ電流の品質劣化は音色に影響しない)のがありがたい。やっぱりデジタルってすてきだ。きれいな仕上げにこだわって変なところにハンダを流してショートしたり、ハンダゴテの熱でセンサー上のダイオードやリードスイットを破壊しては元も子もないので、これ以上は追求しない。

しかしまあ、2週間以上演奏していなかったのも、部品を「なまらせる」結果になったのかも。心を入れ替えて、週に2日以上は練習しようと思います。

ペダル付きチェンバロ完成!

Old 鍵盤楽器(ペダル鍵盤付き)コミュニティで、ペダルチェンバロというものがあることを知り、これは面白そうだ、一度くらい弾いてみたいものだ、と思っていたのですが、なんとなんと、Jean Yves GARETさんというフランス人の方が、自分でサンプリングしたチェンバロの音を元に、「2段手鍵盤とペダル付きチェンバロの音色セット」を、無償で公開されているようなのです。

http://duphly.free.fr/en/blanchet.htm

(↑下のほうのリンクで「ペダル用音色セットとオルガン定義ファイル」を入手する必要あり)

音色は私が使っているHauptwerk(オルガンシミュレーションソフト)用と、SoundFont2(SoundBlaster Live以降で使える? 詳しくは知りません)のデータが提供されています。

もっとも、元のチェンバロは1段の手鍵盤だけのようで、ペダルの16′の音などは、たぶん音色データを加工して作ったのだと思います。

なるほど、ない音域は計算でつくればいいわけですね(これはいろんな楽器に応用できそう。笙なんか良さそう)。とはいえ、実際にデータ作成を行い、Hauptwerk用オルガン定義ファイルを作ったりするのは素人には荷が重いわけで、こういうものを、しかも無償で公開してくださっているのは本当にありがたい限りです。

その結果、上の写真のような環境が構築されました。2段の手鍵盤と、2オクターブ半のペダルを備えたゴージャスなペダルチェンバロの完成です。

さっそく弾いてみました。……ペダルを踏むとチェンバロの弦の音がするのは不思議な感覚……ですが、案外違和感ありません。ただ、現実問題、ペダルチェンバロ用の曲集なんてのはほとんど存在しなくて……一番手っ取り早いのは、オルガン曲を弾いてみることなのですが……練習してレパートリー増やさなくっちゃ。

パイプオルガンの修理

急にペダルの音が2つ鳴らなくなった。
センサーに直接マグネットをくっつけても音は出ないので
これは明らかにセンサーが壊れている。

しょうがないので、カナダの製造元にメール。先日ようやくセンサー(リードスイッチという、マグネットを近づけるとオンになるスイッチ)が届き、今日は移植手術である。

しかし、急に2つも鳴らなくなるというのは、たいへん気分が悪い。そもそも非接触式なのだから、そうそう壊れるものではなかろうに。気候なのか、部屋の環境なのか。こんな調子で壊れられてはかなわんなぁ、と思いつつ、全体の配線図に目を通してみたら。

むむ。鳴らなくなった音はG1とD#2 なのだが、この2つは、配線図を見ると、同じ
「グレー」のケーブルに直列につながっている。これは怪しい。と思い、もうひとつグレーライン上にあるB2をみると……あじゃー! グレーの線がはずれてるよ! B2からは最終スイッチであるICへの接続が行われているので、B2自身は鳴るのだけれど、そこにおんぶにだっこしているG1とD#2が鳴らなくなっていたのだ。

というわけで、そのケーブルを半田付けしなおしたら、ほらー。G1もD#2もちゃんと鳴るじゃん! 送ってもらったリードスイッチは無駄になってしまった。

もっと早く配線図みればよかったなぁ……

まあいいや、これでやっと練習再開できます。

残念なHauptwerk 3.30

パイプオルガンシミュレータ「Hauptwerk」が、Windows 7発売を前に「status update」を表明した。

http://forum.hauptwerk.com/viewtopic.php?f=10&t=5573

Windows 7への対応予定、および、今後(特に、みんなが噂をしているHauptwerk 4.0)のスケジュール、機能追加予定について、である。

「現バージョン(3.23)はWindows 7に正式対応していない。Win7発売後できるだけすぐに、Win 7 完全対応のHauptwerk 3.30をリリースする。これは現在の3.xユーザーには無料のアップデートとなる」

これは予想どおり。

「 3.30では同時発音ロジックを大幅に強化し、だいたい、今までの半分のCPUパワーで、同じだけの同時発音数を実現できる。たとえば、現在ではクアッドコアCPU 2つでないと対応できない、Sonus Paradis Caen セットを、クアッドコアCPU1つで動かせるようになる」

「同時発音数制限は、今回から、ステレオサンプルを1つと数える。Basic Editionでは、事実上従来の2倍の同時発音数が得られる」(注:低価格のBasic Editionは同時発音数が1024に制限されています。今まではモノラルのサンプル1つにつき1音とカウントしていたのを、ステレオを1つとカウントするので、ということのようです)

それはすばらしい!

と思ったのだが、実はなんだかいやな予感がしていた。だいたいユーザーに不利な規約変更を行う際には、その代わりに、なんとも微妙なメリットをユーザーに事前に提供し、「改善しました!」と謳いつつ、「ちなみに…については…」というのがよくあるやりくちだからだ。だいたい、安価なBasic Editionの最大の弱点(というか、機能制限点)をこれほど改善してしまったら、上位版(Advanced Edition)を買う理由がますますなくなってしまうではないか。 案の定、すぐ後ろに「重要!」という項目がある。

「Advanced Editionへのインセンティブを維持するため、Basic Editionがサンプル用に利用可能なメモリを3GBに制限する」

………。

目の前がまっくらになりましたよ。だって、私がメインに使っているZwolle教会のサンプルは、約7.2GBを消費するのですから。これからはこれが使えなくなる? Basic EditionからAdvanced Editionにバージョンアップすればいいが、それは370ドルもするのです。そのお金があれば、ほしい別のサンプルセットが買えるのに…。

で、思い直してみると。今のver.3.23は、公式にはWindows 7には対応していませんが、実際には問題なく動いています。だから、3.3へのアップデートを行わなければ、別に問題は発生しない。同時発音数が増えないのは確かに少し残念だが、まだ初心者、そんなたくさんのストップを使った派手な曲を演奏するわけではないので、今のところそれほど不都合は感じていない。旧バージョンを使い続ける、という気持ちの悪さだけ我慢すればいいわけだ。

そのあとに、待望のバージョン4の情報がある。

「バージョン4.0は2010年前半を予定。使い勝手を大幅に改善。さらに、バージョン4.1を2010年後半に予定。リバーブ機能を内蔵予定」

みんなが待ち望んでいるリバーブ機能は4.1でサポートらしい。今Advanced Editionにしても、ver,4が出るときにまたアップデートフィーを取られるだろうから、それだったら、当面は3.23 Basic Editionで使い、4.1が出たときに、バージョンアップと合わせ、Advanced Editionへのアップグレードも「検討」することにしようか。

しかしそれにしても、いきなりメモリ3GB制限はひどい。まあ、いままでBasic とAdvancedの差がなさ過ぎた(割に価格差がありすぎた)ってことなのかねえ。でも、今までは 「Hauptwerkはこんな巨大オルガンをシミュレートできるよ。アプリは2万円ちょっとだよ」というふうに、人に勧められるのがよかったのに。ちょっと立派なサンプルだと、3GBオーバーはざらにある。そのときに、「Hauptwerk本体が600ドル!」っていうのは、ちょっと、敷居が高いと思うのだが…。

http://www.pcorgan.com/SampleSetsEN.html

一方で、同社は半年くらい前から無料のお試し用「Free Edition」を公開している。

http://www.hauptwerk.com/index.php?src=gendocs&ref=Editions&category=Learn_More

こいつは同時発音数が256、サンプルサイズが1.5GBと、かなり制約されている。特に発音数256は、かなり大きな制限だと思うのだが、3.30では実質512になり、相当使えるようになる。一方、Basic Editionのほうは、サンプルサイズが無制限のところ、3GBに制約される。つまり、Freeとの差が大幅に縮まってしまう。

Freeがあることで、とりあえず使ってみる、というユーザーにとっての敷居は確実に下がるけれども、不満を感じたときに、「250ドル払ってBasicにしても、それほど改善されるわけじゃないし、でも600ドル払ってAdvancedにするのは高いよなぁ」ということで、いつまでたっても有料版が増えない、ってことになりかねないのではないかという危惧を持たざるを得ない。

オルガン大修理

諸事情でしばらくオルガンをまともに触れないでいたのだが、その間、ペダルの音の出ない鍵盤が1つまた1つと増えておりました。

※オルガンはHauptwerkという、超本物そっくりの音で演奏できるシステムです。詳しくはプロフィールを参照

もともと調子が悪いと鳴りにくい音があって、だましだまし使っていたのですが、今日、腰を据えて確認したら、なんと4音も出ない。(下のC#、F、真ん中のB、上のD)。これじゃ何も弾けない!

というわけで、半田ごてを持ち出して久しぶりに大修理。

幸いC#はセンサーの位置を調整するだけで回復したが、外の3つはそうもいかず。Fは全く鳴らないし、Bは、たまに鳴ることがある、みたいなおかしな状況。Dは鳴ったり鳴らなかったり。

しかたがないので、たいへん気が重いが、センサー(リードスイッチ:鍵盤の先に仕込まれた磁石に反応してONになる)取り替えに挑戦となりました。半田ごてで、ハンダを溶かしてセンサーを抜き取り、 新しいセンサーに交換。計3つ。

左がセンサー(リードスイッチ)の載った基盤。この不良センサを、右の新品センサに取り替える。基盤は縦3cm、横2cmほどの小さなものです。手先が器用でない私にはつらい。

しかも音が出ない可能性としては、センサーの不良のほか、配線の断線(ないし接触不良)もありうるので、面倒な割に、結果が保証されないという かなり気が重い作業ではあったのですが、 取り替えたら無事動くようになりました! 全部の音がすっきり(だましだましぬきに)出るのはすごい久しぶりかも!

暖かくなるし、これからはもう少し練習します。

ちなみに現在のオルガン環境。キーボードにうっすら埃が積もっていた……いかんいかんいかん! 画面に映っているのは64ストップのオランダ・聖ミヒャエルス教会のオルガンセット(シュニットガー親子作)

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