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ペダル付きチェンバロ完成!

Old 鍵盤楽器(ペダル鍵盤付き)コミュニティで、ペダルチェンバロというものがあることを知り、これは面白そうだ、一度くらい弾いてみたいものだ、と思っていたのですが、なんとなんと、Jean Yves GARETさんというフランス人の方が、自分でサンプリングしたチェンバロの音を元に、「2段手鍵盤とペダル付きチェンバロの音色セット」を、無償で公開されているようなのです。

http://duphly.free.fr/en/blanchet.htm

(↑下のほうのリンクで「ペダル用音色セットとオルガン定義ファイル」を入手する必要あり)

音色は私が使っているHauptwerk(オルガンシミュレーションソフト)用と、SoundFont2(SoundBlaster Live以降で使える? 詳しくは知りません)のデータが提供されています。

もっとも、元のチェンバロは1段の手鍵盤だけのようで、ペダルの16′の音などは、たぶん音色データを加工して作ったのだと思います。

なるほど、ない音域は計算でつくればいいわけですね(これはいろんな楽器に応用できそう。笙なんか良さそう)。とはいえ、実際にデータ作成を行い、Hauptwerk用オルガン定義ファイルを作ったりするのは素人には荷が重いわけで、こういうものを、しかも無償で公開してくださっているのは本当にありがたい限りです。

その結果、上の写真のような環境が構築されました。2段の手鍵盤と、2オクターブ半のペダルを備えたゴージャスなペダルチェンバロの完成です。

さっそく弾いてみました。……ペダルを踏むとチェンバロの弦の音がするのは不思議な感覚……ですが、案外違和感ありません。ただ、現実問題、ペダルチェンバロ用の曲集なんてのはほとんど存在しなくて……一番手っ取り早いのは、オルガン曲を弾いてみることなのですが……練習してレパートリー増やさなくっちゃ。

手術、成功!

先週からオルガンのペダルの上のシの音が鳴らなくなっており。他の音は出るし、たまに何かの拍子で鳴ることもあるので、基盤側の故障ではなく、シの部分のセンサー故障と想定。最初届いたときに音が出ないと言って騒いだとき、2-3のセンサーにドライバーなどでかなりダメージを与えた記憶があり、たぶんその影響が出てきたということだと思う。

上のシが出ないのは、間違いなくいろいろな曲で支障が出る。しかしすでにスペアのセンサーはないので、あまり使われない音(鍵)のセンサーをここに移植するしかない。最初は、一番上の半音下、ファ#を移植しようと思った(一番高いソよりも使用確率が低いと思ったから)。ところが、配線を見てみると、ファ#のセンサーを経由してソのセンサーが接続されていて、ファ#を外すと、ソのセンサーが回路から切り離されてしまうようだ。しょうがないので、ソを取り外し、シの(壊れた)センサーを外し、ソのセンサーを再移植。なんだか生体腎移植をしている気分だ(おおげさすぎ)。

ハンダ付けの腕が低いため、ケーブルが一本、かなりぎりぎりな感じでしかつながらなかったのだが、ここはデジタル回路、オン・オフさえきちんと動けばいい(配線のヘタさによるアナログ電流の品質劣化は音色に影響しない)のがありがたい。やっぱりデジタルってすてきだ。きれいな仕上げにこだわって変なところにハンダを流してショートしたり、ハンダゴテの熱でセンサー上のダイオードやリードスイットを破壊しては元も子もないので、これ以上は追求しない。

しかしまあ、2週間以上演奏していなかったのも、部品を「なまらせる」結果になったのかも。心を入れ替えて、週に2日以上は練習しようと思います。

64bitってすごい?

前の日記のとおり,マザーの調子が悪いので,AsusのP5Bを買ってきて交換しました。

事前にAHCIドライバのディスクを作っておき,満を持してインストール。BIOSで,SATAをAHCIモードにし,F6キーでドライバを読み込ませた…のに,なぜかXPのインストーラがHDDが見つからないと言ってくる。起動画面でもBIOS画面でもHDDは見えているのに…AHCIのドライバもちゃんと読ませているのに…?

調べた結果,想定外の仕様が発覚! ICH8(Rじゃないほう)は,RAIDだけじゃなくてAHCIモードまでない!! まじですか!? P5BのサウスはICH8。いや,RAIDはどうせ使わないからRじゃなくていいやと思って買ったのですが,まさかAHCIまでないなんて…じゃあこのBIOSの「AHCI」って選択肢はいったい何だよ>ASUS!

というわけで,IDE互換モードでしかインストールできないわけですが,前回同様無印XPのインストーラは,HDDを137GBまでしか認識してくれません。あちゃー。OSが入れられないなんてFoxconn以下?

そこでふと思い立ち,手元にあったWindows XP 64bit版(180日間のみ使用可能)を使ってみることにしました。こいつはBigDrive対応みたいで,インストーラがちゃんとHDDを認識します。

実はオルガンソフトのHauptwerkは64bit対応バイナリもあるようなので,それを試してみたかったというのがひとつ。あとは,64bit環境で今PCがどこまで使えるかも試したかった。あまりに不便が多いようだったらPATAのHDD(80GB)をつないで,そっちに32bit Windowsは別途入れて逃げることはできるし(不本意だが)。

ところが。今のところ64bitで普段の作業には支障はなし。LANのドライバはマザーのドライバCDで普通にインストールされたしmサウンドカードは,64bitドライバの存在を確認して買ったEMU-0404なので,問題なく動いています。

さらに。それほど期待していなかったHauptwerkの64bitバイナリは驚くほど性能がアップ! ASIO利用時ならレイテンシを2msとかにしてもまったく音切れしない。Direct Sound経由でも,レイテンシが目に見えて減りました。32bit時には不定期にぶちっという音が入ってもいたのですが,それもなくなりました。

もっとも,不定期のノイズなどはOSの違いだけではなく,マザーの違いに起因するものかもしれないので,あとでPATAに32bit Windowsを入れて比べてみようかとは思っていますが,仮に64bitの効果だとすれば,今まで体験した中でとびぬけてすばらしい64bitのメリットです。

DVDプレーヤーは今まで使ってきた某ソフトに一部不満な点があり,今回Win DVD Platinum Editionの試用版を試してみたところ,これが非常にgood,不満点も解消されたので,$49出して買うことに。64bit Windows上でもまったく問題なく動いています。DVDのライティングソフトが,どうも手持ちのものはどれも動きそうにないのが問題。BzのGOLD 9 BASICでもオンラインで買うかねぇ(64bitコードらしいし)。まあ,焼きたくなったら考えよう。

ちょっと見ない間に,意外に64bit環境が使えるようになっていて驚きました。

やっとオルガン仮動開始

譜面台ができました! というメールが来ました。


7/20の写真を見るとおわかりのとおり,現状,譜面台の位置が超高くてすごく使いにくいのです。これでも一応「お琴用の低い譜面台」を使っているのですが,これでも高すぎる。

でもこれより低いのを探すと,今度はいきなりテーブルや床の上に直接置く「卓上譜面台」になってしまい,今度はキーボードに隠れてしまうのです。

そこでネットで探したところ,アトリエモリさんというところが,

http://homepage2.nifty.com/lereve/orfeu.htm

こういう譜面台を作っていて,高さなどは特注も可能だというので,3段鍵盤のすぐ上に譜面が来るように足の長さを調節してもらい,ついでに,譜面台も横に6cm長い別のパーツを使った物をお願いしていたのです。標準品より7000円高くなりましたが,まあ,特注費用としてはこんなものかなと思いまして。

ひと月ほどまえに頼んでいたのですが,ようやくできあがってきたようです。しかも,できた製品の写真をわざわざ撮影してくれました。

http://homepage2.nifty.com/lereve/music8/olfeu.html

こちらのオリジナル

http://homepage2.nifty.com/lereve/music5/orfeu04x.jpg

に比べると,足が長くて,譜面台が少し横に広いのがわかります。到着が楽しみです。

====
8/1にUSBオーディオがasio4allでうまく動かない話をしました。
しかたなく,音質的には明らかに望ましくないマザーオンボードのサウンドを使いつつ,asio4allでの動作を試みました。
こちらは一応動いたのですが,レイテンシが聴感上はもうひとつ改善されない感じなのと,弱い音のストップの音がちゃんと聞こえるようにボリュームを上げるとノイズがとても大きく,これはやはりダメだ,という結論になったのです。

それで,ノイズの少ないまともなオーディオインターフェイスを物色。安い(1-2万円の)USBインターフェイスはUSB 1.1対応で,速度が12Mbpsしかない。まあ44.1kHzステレオ音声は1.4Mbpsなので,1ストリームの再生専用ならこれでも大丈夫な気もするが,Behringerという会社がFCA202という1394のサウンドボックスを実売1万3000円で売っていたので,こっちを購入した。1394やUSB 2.0対応のボックスは3万円台以上からのが多いなか,珍しい安さだ。MIDI I/Fがないのと,オーディオ出力が少ないためのようだが,どうせオルガンの再生用だし,MIDI I/Fは持ってるからいらない。必要十分でぐんと低価格だからお買い得と思ったわけだ。

この製品自体は問題なく動作した。Windwos上でオーディオ再生にも使えるし,ASIO対応のソフトでASIO出力も問題なくできる。

のだが,なぜかHauptwerk2が動いてくれないのだ。Direct Sound経由なら動くのだが,これだとレイテンシが多い。ASIOにすると,起動時にハングアップする。

そこで,抜け道を考えた。Hauptwerk2はVSTiとしても動くので,適当なVSTホストを動かして(オーディオ出力をASIOにして),Hauptwerk2をVSTプラグインとして動かす,というものだ。

だが,これもどうも動作が怪しい。しばしばハングアップするし,動いても正体不明の大きなノイズが乗る。VSTホストプログラムを3種類試したが,どれもたいていロードに失敗する。他のプラグインはちゃんとFCA202のASIOドライバ経由でちゃんと音が出ているのに。

困り果てて,Hauptwerk社のサイトのForumに問題を書き込むと,さっそく開発者からリプライあり。動作ログを送ってくれというので送ったところ「このドライバはレイテンシの値を正しく返していない。0msと返している(0msはありえない)。でもまあ,次回のリビジョンアップのときには,こういうドライバでも動くように修正しておくよ」というメッセージが帰ってきた。また「指摘いただいたVSTホストを試してみた。確かに動かないが,これはホストプログラムがレイテンシに0msを返すためだ。使うならSteinbergのV-Trackが安くて確実に動くからおすすめ」だという。

でも,3種類のホストがどれも動かないというのは,どうも,ホスト単体の問題ではなく,ホストの出力先であるFCA202のASIOドライバの仕様が,Hauptwerkと何かしら相性が悪いような気がしないでもない。V-Trackはオンラインで買えるが数千円するし,動かなかったら悲しいし,どうしてもVSTが使いたいわけではない。そんなお金を出すならむしろ,スタンドアロンのHauptwerkがちゃんとASIOで出力できるようなサウンドインターフェイスを用意したほうがラクだ。

というわけで,Forumのみなさんの書き込みを見たうえ,日本では比較的安価なEmu 0404をゲット。実質9000円。
実は多くのユーザーがPCIカードのサウンドインターフェイスを使っている。PCIカードはノイズが多そうなPCの内部にあるし,PCIカードへの電源供給とかいかにも質が悪そうな気がして敬遠していたのだが,これほど多くの人が使っているのならとんでもなく悪くはないのだろう,というのと,いずれFCA202で動くようになれば乗り換えよう,というつもりである。

昨日カードをセットアップしたところ,さすが,今度はばっちり動きましたよ。デフォルトではやけにレイテンシがあったが,設定を見たら50msになっていたので,2msに下げたら抜群によくなりました。ただ2msだとたまにノイズが入るので,まあ,実用上気にならないくらいでもう少しレイテンシ上げようとは思っています。

というわけで,ようやくまあまあ満足できる音で練習ができるようになりました。たぶんCPUパワー的に,現状ではストップをいっぱい使うと音がとぎれると思う(あとでベンチします)ので,週末にはマザーをConroe 2.4GHzに変更します。さらに,今月中にスピーカーを導入すれば,ようやく完全完成となります。ようやく頂上が見えてきました。

すっかり秋ですね~

というほど涼しいですね。
昨日は久しぶりに新宿から徒歩帰宅(50分弱)だったが、これくらい涼しいと歩きやすくていい。

今日なんかは浴衣でも着て歩いたら気持ちよさそうだが、会社に着ていくわけには行かないところが残念。

上の写真は、「すべてのWindows用音声ドライバをasio対応に変換する」という「asio4all」を使って、USB AudioをASIOでうごかそうとしたところ。「beyond logic」(ありえない、とでも訳すのか?)という不気味なマークが登場して動いてくれなかった。マニュアルによると「原因不明の理由でドライバ側に動作を拒絶された」場合にこのマークがでるそうです。うー。
でも、もう片方のrealtekのドライバではちゃんと動いたので(聴感上はまだ少しラグを感じるが、まあ演奏には十分使えるレベル)ので、こっちを使えるようにとりあえずはヘッドフォン用延長ケーブルを用意しつつ、できるだけ早くスピーカーを買いたいところです。

次はスピーカー

ようやくオルガンシステムができました。ただ:

●今のマシンではCPUパワー,メモリ容量ともに不足(音がとぎれたりノイズが載ったりする)
●今のUSBオーディオのドライバだと遅延が大きすぎる
●スピーカーがないのでUSBワイヤレスヘッドフォンを使っているが,これだと風情がなさすぎる

そのため,

●Conroeベースのマシンに作り直し,
●USBオーディオはやめてASIOドライバを捜し
●スピーカーを買う
必要が生じています。

オンボードのrealtekのチップ用のASIOドライバはあるのかなぁ? (ASIOというのは,Windows標準のDirect X経由の音声ドライバではなくて,Steinberg社が規格化した,より遅延が少ない音声ドライバ)

手術、開始

ん十年ぶりにハンダ付けに挑戦。
最初はびびってたけど、始めてみればなんてことはないです。4本リード線を外して、それを別のに付け直す、ってことなんですが、あっという間。せっかくコテもあったまったし、もっとハンダ付けしたいよう、ってくらい。

そのあと、センサーの位置調整。結局ほとんどすべてのキーについて、センサーが一番深いところに設置されているのが「なかなか反応しない」と感じる理由だったようで、位置を片っ端から上にずらしたら、見違えるようによく反応するようになりました。ただ、一部は上にずらしすぎたようで、音のオンとオフがごっちゃになって? オフの信号がちゃんと伝わらず? 音が出っ放しになる問題があったので最調整となりましたが。

というわけで、やっと基本的に問題のないオルガンが組み立て完了です。

でも、実際音を出してみると、今使っているPCだと鍵盤押してから音が出るまでに気持ちタイムラグがある(そもそもドライバの設定で0.05秒と出ていて、これにOS内部のオーバーヘッドが加わるから、0.1秒近く遅れてるんじゃないか?)のと、多少音を重ねただけでぶちぶち音が切れたりするので、早めにPCのスペックアップしなくちゃ、と思っています。ASIO対応のサウンドカードと、最低2GBのメモリと、早いCPU。

意外なり、リードスイッチ

解説書に「reed switch」とあったので,調べてみたら,リードスイッチというのは,2つの接点をガラスで覆って,外部からわずかな磁力がかかるとくっついてスイッチオンになるようなスイッチ,なんですね。私はてっきりもっと機械的な動きによってオンオフするスイッチかと思っていたのですが…。

ってことは,あのぱちって音は,ガラス部分をこわしちゃった時の音かな…と考えるとつじつまが合います。

だんだん見えてきた。

気候のせいなの~?

やっと返事が来ました。
「ペダルは木製なので,カナダと気候の違うところに行くと伸縮するので接触不良が置きることがあります。後ろのパネルをあけて,センサーの止めネジをゆるめて,2mmくらいをめどに上下に動かしてみて調整してくれ」だそうです。口調も深刻なトーンじゃなく「んー,すぐ直るよー」みたいな感じ。

でも実は上下にずらすってのはすでにトライしており,結果は不調だったのです。
でも実はその前に,基板そのものをひっぺがすという,今から考えるとやってはいけないことをしており,しかも,動作原理を確かめるため,この不思議なスイッチをドライバで突いたりもしており,それで金具が曲がったのを直そうとしたら「ぱちん」と大きな音もしており。たぶんこのときに,センサーを壊したのではないかと思うのですよ。

で,今朝もう少し確認したら,なんと(修理用に?)スペアのセンサーが貼り付けてあるのを確認! なので,一番上のGのキーのセンサーは外さなくても,このスペアを移植すればOKな予感。というわけで,出社途中に半田ゴテとハンダとニッパーとハンダ吸い取り線を買ってみました。明日これで晴れてDが鳴るようになり,あと,位置調整によって,鳴りにくいキーがスムーズに鳴るようになれば万々歳,ですが,果たしてどうなることやら。がんばりますよ!

不良品なのか?

「堅すぎんじゃないの」メールは出してもう5日ほどになりますし,「レがでなくなったよ」ももう2日になりますが返事がありません。

まあ,むこうもどう対応したらいいか困ってるんだとは思います。日本に技術者派遣したら10-20万くらいかかるでしょうし(これはほぼペダル代に相当),といって,修理のためペダルごと送り直したら往復2ヶ月,送料5-6万(専用パッケージが必要なので,これも送るとなると7-8万とかになるかも)。

さすがにシカトする気ではないと思うのですが…。

私がこのメーカーの人間だったら,詳細な分解手順書みたいなのを送付して「こういう手順でチェックしてみてくれないか。自分でできなければ,電気屋さんに修理を頼んでみてくれないか。かかった費用は持つから」って頼む,って線かなぁ。

回路自体は予想外に単純だったので,多少電子工作の心得があればなんとかなりそうでした。ただ,スイッチが不思議な構造なんですよ。普通のスイッチじゃなくて,なんというか,磁石の動きを検出するようなスイッチになっているみたい…。

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