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空港考(1)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009112301000285.html

国土交通省が、11kmの新線建設で羽田=成田間59分を実現する構想

2chでは「1時間もかかるんじゃ意味ねぇ!」という罵詈雑言が多いのですが、
実はこの記事、巧妙にポイントを隠匿しています。国交省なのか前原なのか、
よく考えてるなぁと思いました。

まずこの見出し、担当記者がわかってないだけなのか。
ポイントは羽田成田59分ではなく、「東京成田37分」「東京羽田22分」です。
つまり、「東京から空港に行くのが楽になる」

なぜ東京なのか。その前に背後の前提条件をクリアにしましょう。

まずは、羽田。第4滑走路ができれば、なんだかんだでかなりの数の国際便が羽田から飛ぶようになります。航空会社(JAL/ANA)としては、貴重な新枠でドル箱路線を飛ばしたいだろうから、おそらく、ソウルとかホノルルとか、ニューヨークとかロンドンとかといった、メジャーな路線から順に装備されるでしょう。

「成田=羽田のアクセスが悪い」のがなぜ問題になるかというと、要するに、地方から羽田に来て、それから国際線に乗るのに成田に行かなければならない、という状況があるからですが、そもそも羽田から国際便が飛ぶなら、成田=羽田のアクセスは必要なくなります。羽田に来て、そのまま飛べばいいからです。

つまり、羽田国際便強化で、地方への対応問題はかなり片付く。

しかしここで問題になってくるのが、新幹線です。

東京を中心に新幹線網が充実しているので、東京に行くには新幹線しかない、とか、飛行機もあるけど便が少なくて不便、というところがいっぱいあります。しかも今後、北陸新幹線や東北新幹線の延伸やスピードアップで、新幹線依存の地域はますます増えるでしょう。

その状況で、東京に出たはいいが空港(羽田、成田)に行くのが面倒、ということになると、「じゃあ地元の空港からソウル経由で出ちゃおう」ということになる。
今、成田へは、一応成田エクスプレスがあるが、50分強かかる。羽田はもっと悲惨で、山手線かなにかに乗って浜松町か品川で乗り換える必要がある。海外旅行の大きな荷物を持って山手線には乗りたくない。

しかし、この新線ができれば、羽田には乗り換えなし1本22分でいける。成田の場合でも今よりずっと短い37分ですむ。つまり、新幹線で東京に来る人が、ぐっと空港に出やすくなる。ライバルであるソウル経由に対して、今よりもずいぶん有利になります。

もちろんいうまでもなく、首都圏在住者にとっても、羽田、成田への所要時間が減るのは万々歳。

ここまでのメリットで、十分上記の新線を作る意味はあるように思います。

で、あくまで「ついでに」羽田成田も59分に短縮される、のです。

さて、これに乗るにはどういう人か。

メジャーな海外目的地へは、羽田からの便が飛びますが、ややマイナーな目的地へは、今後も成田からの便になります。
しかし、成田も滑走路が延伸したことなどもあり、発着回数30万回化が見えています。一部の国際便が羽田に回れば、ますます発着枠に余裕ができます。そうなると、成田は純粋な国際空港ではなく、同時に「千葉空港」としての役割を果たすようになります。成田は千葉の都市圏を抱えてそれなりの人口がいますから、日本の主要都市に対しては、国内便をそれなりに設定可能でしょう。福岡とか、札幌とか。そうすると、そういう主要都市からは、今までにように(成田便がないから)羽田経由ではなく、成田に直接飛べるようになるでしょう。

となると、羽田=成田間を乗る必要がある場合とは、
「成田への直通便がないような、中規模以下の地方都市の人」が「羽田からは便がないような、メジャーでない目的地に行く場合」が中心になります。つまり、移動すべき人は今よりかなり減るのです。

そういう方々にとっては、依然59分という移動時間が発生しますから、これをもってただちに「ソウル乗り換えの代わりになる」とはいえないでしょう。現在の107分よりはましとはいえ、今後もソウル経由を使う人は少なくないでしょう。しかし、そういう人たちまで取り込めるような、「羽田成田一体化」を行うには、それこそリニアでも作るか、さもなくば、成田はあきらめて羽田に滑走路を6-7本作るということになりますが、これはたいへんなことです。

首都圏住民にとっても空港アクセスが向上し、多くの地方の方にとっても空港アクセスが向上する–たいへんすばらしい案であると、私は思います。

ただこれ、JR東日本にとっては頭が痛いでしょうねぇ。
N’EX乗る人いなくなりそうだし、モノレール利用客も減るでしょう。

なるほど、「じゃあJR東さん、出資してください!」ということか。やるなぁ前原。

Windows 7を5700円で入手する方法(完)

先日のポストで経過を報告しておりましたが、本日無事、Windows 7 Home Premium Upgrade Family Pack (英語版)を入手しました。

win7hp

思えば10月18日にアマゾンにオーダーを入れ(てはねられ)て以来約2週間。長かった…。

今晩インストール予定です!

これから買われる方は、こちらに予約を入れるのもおすすめです。

http://www.bhphotovideo.com/c/search?Ntt=windows+7+family&N=0&InitialSearch=yes

あとは、輸入代行(転送代行)業者にアメリカの住所を借りて、アマゾンで買うのでも、190ドルくらい。ebayでも安いところを選べば190ドルくらい。クレジットカード決済レートが94円だとすると1万8000円弱(1個6000円弱)。でもまあ、日本ではファミリーパックはもう買えず、単体だと、発売記念パッケージを量量販店で買ってポイント分は実質値引きとカウントしても、1個1万3000円くらい。ヤフオクでも1個1万1500円くらいなので、依然「半額程度」ではあります。もちろん、最低2つはインストールするマシンがないと意味がありませんが…。

使用条件、利用レポート等はまた。

11/5 追記:インストールは無事完了、こうして日本語入力、表示等できています。

Ubuntu 9.10 x64移行完了

昨日、このサーバをUbuntu 9.04から9.10に切り替えました。Ubuntu x64のページも、これに合わせて改訂しました。

あわせて、バックボーン回線を切り替えましたら、たいへん速度が上がりました。各種スピードテストで見る限り、3~5倍。もっとかも。

実は、これまで使っていた固定IP 月980円の業者が、このサービスをやめるということで、dixという業者に引き継ぐ、料金も同じだというので、契約の切り替え手続きはしていたのですが、12月までは前の業者の回線はそのまま使えるというので、放置していたのです。が、このところとみにスループットが低いように感じていたので、昨日、サーバ切り替えついでに回線自体も新業者に切り替えたんですが、びっくりするほどの向上ぶり。今外から家にftpでつないでますが、こちらから送るのは8Mbpsくらいですが、サーバからの読み出しは40-50Mbpsくらい出てます。ここをアクセスされている方も、少し快適に感じられるようになっているといいなぁと思います。

アップグレードではなく、クリーンインストールしました。

以下、気づいた問題点など。

・ユーザとグループ の設定ソフト、ちゃんと動いてないのではないか。

ユーザーを追加はできるけれど、削除や、プロパティの変更は、一見できているようで、パネルを閉じても反映されない。 ひょっとして「更新」ボタンとかどっかにあるの? 僕には見つけられなかったよ。

ユーザーディレクトリを変更する必要があって、しょうがないので結局、usermodコマンドで対応しましたが……。

・phpmyadmin mysqlのバックアップなどを行うのに便利なツールだけど、 インストール時に都合3回ほどパスワードを聞かれる。あれは何なのだろう?

・64bit operaに、adobe純正の64bit flashプラグインを入れているのに、ANAのサイトのflashで作ってある「特典カレンダー」がちゃんと動かない。ちなみに、32bit firefoxに32bit adobeプラグインでもダメです。どちらかというとANAの問題?

・apt-getでthunderbirdを入れると英語版が入ってしまう。日本語リポジトリ入れて、日本語セットアップヘルパ動かして、日本語のthunderbirdを入れましたが、この日本語版ってもともとどこにあるものなの?

Windows 7を5200円でゲットする方法→挫折→発送待ち中→ゲット!

11月4日 無事到着しました!

10月28日 無事発送終了との連絡。代金はpaypal経由でクレジットカードで払ったため、ドル円レートが94円ほどとなり、結局送料込みで17000円弱。1個5600円強。到着までは気が抜けないが、なんとか買えたようだ。

10月27日 その後、他のショップを調べたりもしたが、なかなか売ってくれるところが見つからない。20ドルくらい払えば、輸入代行というか、「米国内のアドレスで受け取り、それを日本に送ってくれる」という転送サービスが使えるらしいので、アマゾンで買ってこれで送ろうかとも思ったのだが、ebayで検索すると、ようやくBuy it Nowの出品が出るようになってきており、日本に送ってくれる人もそこそこいるので、送料込み180ドル弱のところに昨日オーダー。今度こそ入手できるか?


10月23日 下記、昨晩メールがきて、輸出はできないのでキャンセル、とのこと。

がっくし。


(以下10月22日)

Windows 7は、日本で買うと、Home Premiumのアップグレード版が1万5800円します。

18日からは、3台のマシンでHome  Premiumをアップグレードできる「ファミリーパック」の予約を受け付けましたが、それでも2万4000円。1個につき8000円相当です。(しかもこれ、今はどこも品切れです。このあと補充されるのか、これでおしまいなのか?)

ところが、アメリカではHome Premiumは119ドル:約1万1000円で日本版より30%ほど安い。Family Packに至ってはは150ドル:約1万3500円と、 日本版より45%ほども安い。マシン1台あたりでいえば4500円相当だ。英語版にはなるが、これでは日本版の単体価格、1万5800円で買うのはあまりにばかばかしく思えてくる。

アメリカでも、Family Packは初回生産分が売り切れたら終了、ということなので、発売を見張っていたら、プリオーダーが始まった10月18日、米amazon.comで受付が始まった。さっそく注文! と思ったら、最後の最後に「この商品はお客様の住所(日本だ)には発送できません!」と来た。米amazonは、本は普通に日本に送ってくれるので、ソフトはダメなのか、それとも、Windows 7に対してマイクロソフトが国外販売を禁止しているのか。

しょうがないので、他の店を当たるが、意外に日本に送ってくれる店が少ない。こんなときはebayで個人、または個人商店から、とも思ったが、ebayにもfamily packの出品は少なく、しかも、どいつもこいつも日本には送らないと来ている。

これはだめかなと諦めかけていたが、正式な発売日の今日、大手家電量販店Fry’sのサイトをチェックすると、

http://www.frys.com/product/6023328?site=sr:SEARCH:MAIN_RSLT_PG

やった、売ってる! ここは昔から、日本にもぼんぼん送ってくれるのです。

さっそくオーダー。送料約20ドル含めても、計170ドル:1万5500円くらい。無事、1台につき5200円弱でWindows 7 Home Premium Upgradeを購入することができました。

家にマシンが2台以上ある人におすすめです。ただ、英語版なので、日本語環境での利用に予期せぬ不具合がある可能性があります(さすがに日本語が表示できないとか、入力できないとかはないと思いますが、まだ試してないのでなんとも言えません)。

広島長崎共催案の真の意図が読めた!

2020年オリンピックに広島・長崎の共催案。

が出たと思ったらIOC委員が「五輪憲章では1都市となっている」という、まるでどこかのお役人のような意見を表明したらしい。まあ、そこをどう乗り切るかが腕の見せ所というところだろうが、そこでふと、読めてしまった。

1つの都市でなくてはならない、という規定があるということは、オリンピックは開催する都市が持つ文化などを反映した特徴あるものであるべき、というような理念があるように感じられる。ただその意味で言えば、広島と長崎は、きわめて強力な「一致する特徴」があるので、1つの都市ではないものの、「1つの都市に準ずる」くらいの理解はなんとか得られるだろう。

しかし、より現実的な懸念、つまり、「開催地が複数都市に分散すると、会場間の移動に時間がかかる」という点も、禁止している理由に入っているはずだ。ここがクリアできれば、共催の可能性は上がるというわけだ。

さて、広島・長崎間の現在の所要時間は新幹線とかもめで3時間15分ほど。結構な時間だ。ただ、たとえ1都市での五輪であっても、散らばった競技場間の移動にはそれなりに時間はかかろう。都市交通が未整備であれば、1時間では移動できないこともありそうだ。したがって、広島=長崎間を1時間強で移動できるなら、「1都市開催並みの交通の便」と強弁できるのではないか。 どうすればいいか。飛行機? ノンノン。広島も長崎も、空港の場所の不便さでは人後に落ちない。それに、キャパ的にも問題がある。もうおわかりだろう。解決策は、

長崎新幹線全線フル規格での開通しかない!

広島から福岡までは、新幹線で1時間である。その先の鳥栖までも、2011年3月には九州新幹線によって直通できる。鳥栖まで1時間10分くらいだ。しかし、そこから先が長い。在来線では1時間半以上かかる。トータルでは3時間近い。現在着手している武雄温泉=諫早間のスーパー特急線ができても2時間半がせいぜいだろう。

しかし、博多=長崎の距離は150kmほど。 新鳥栖=長崎間をフル規格で建設すれば、評定速度220で走れば博多=長崎は40分で行けるだろう。となれば、広島=長崎間は1時間40分ほどで結ばれることになる。 思えば長野新幹線だって、当初はスーパー特急の予定だったのに、五輪招致が決定したのでフル規格になったではないか。つまり、この共催案というのは、長崎新幹線全線フル規格化を推す勢力の深慮遠謀に違いない!!!

…なわけないですね。

まあ、現実問題、FGTが実用化されて、切り替え時間が本当に停車時間に紛らわせることができるのなら、博多=佐賀間の所要時間についていえば、鳥栖以降をフル規格化するメリットはあまりないだろう。鳥栖=佐賀間はそれほどの距離ではないし、線形もよい。ただ一方、鳥栖=佐賀=武雄温泉まで思い切ってフル規格化すれば、(スーパー特急の諫早線を作る前提で言えば)、長崎、早岐、佐世保の各所への速達性を提供するのも事実。諫早=長崎もスーパー特急で我慢して、早岐・佐世保は線形改良で、というくらいが、投資効果的にはちょうどよかったりはしないだろうか。

残念なHauptwerk 3.30

パイプオルガンシミュレータ「Hauptwerk」が、Windows 7発売を前に「status update」を表明した。

http://forum.hauptwerk.com/viewtopic.php?f=10&t=5573

Windows 7への対応予定、および、今後(特に、みんなが噂をしているHauptwerk 4.0)のスケジュール、機能追加予定について、である。

「現バージョン(3.23)はWindows 7に正式対応していない。Win7発売後できるだけすぐに、Win 7 完全対応のHauptwerk 3.30をリリースする。これは現在の3.xユーザーには無料のアップデートとなる」

これは予想どおり。

「 3.30では同時発音ロジックを大幅に強化し、だいたい、今までの半分のCPUパワーで、同じだけの同時発音数を実現できる。たとえば、現在ではクアッドコアCPU 2つでないと対応できない、Sonus Paradis Caen セットを、クアッドコアCPU1つで動かせるようになる」

「同時発音数制限は、今回から、ステレオサンプルを1つと数える。Basic Editionでは、事実上従来の2倍の同時発音数が得られる」(注:低価格のBasic Editionは同時発音数が1024に制限されています。今まではモノラルのサンプル1つにつき1音とカウントしていたのを、ステレオを1つとカウントするので、ということのようです)

それはすばらしい!

と思ったのだが、実はなんだかいやな予感がしていた。だいたいユーザーに不利な規約変更を行う際には、その代わりに、なんとも微妙なメリットをユーザーに事前に提供し、「改善しました!」と謳いつつ、「ちなみに…については…」というのがよくあるやりくちだからだ。だいたい、安価なBasic Editionの最大の弱点(というか、機能制限点)をこれほど改善してしまったら、上位版(Advanced Edition)を買う理由がますますなくなってしまうではないか。 案の定、すぐ後ろに「重要!」という項目がある。

「Advanced Editionへのインセンティブを維持するため、Basic Editionがサンプル用に利用可能なメモリを3GBに制限する」

………。

目の前がまっくらになりましたよ。だって、私がメインに使っているZwolle教会のサンプルは、約7.2GBを消費するのですから。これからはこれが使えなくなる? Basic EditionからAdvanced Editionにバージョンアップすればいいが、それは370ドルもするのです。そのお金があれば、ほしい別のサンプルセットが買えるのに…。

で、思い直してみると。今のver.3.23は、公式にはWindows 7には対応していませんが、実際には問題なく動いています。だから、3.3へのアップデートを行わなければ、別に問題は発生しない。同時発音数が増えないのは確かに少し残念だが、まだ初心者、そんなたくさんのストップを使った派手な曲を演奏するわけではないので、今のところそれほど不都合は感じていない。旧バージョンを使い続ける、という気持ちの悪さだけ我慢すればいいわけだ。

そのあとに、待望のバージョン4の情報がある。

「バージョン4.0は2010年前半を予定。使い勝手を大幅に改善。さらに、バージョン4.1を2010年後半に予定。リバーブ機能を内蔵予定」

みんなが待ち望んでいるリバーブ機能は4.1でサポートらしい。今Advanced Editionにしても、ver,4が出るときにまたアップデートフィーを取られるだろうから、それだったら、当面は3.23 Basic Editionで使い、4.1が出たときに、バージョンアップと合わせ、Advanced Editionへのアップグレードも「検討」することにしようか。

しかしそれにしても、いきなりメモリ3GB制限はひどい。まあ、いままでBasic とAdvancedの差がなさ過ぎた(割に価格差がありすぎた)ってことなのかねえ。でも、今までは 「Hauptwerkはこんな巨大オルガンをシミュレートできるよ。アプリは2万円ちょっとだよ」というふうに、人に勧められるのがよかったのに。ちょっと立派なサンプルだと、3GBオーバーはざらにある。そのときに、「Hauptwerk本体が600ドル!」っていうのは、ちょっと、敷居が高いと思うのだが…。

http://www.pcorgan.com/SampleSetsEN.html

一方で、同社は半年くらい前から無料のお試し用「Free Edition」を公開している。

http://www.hauptwerk.com/index.php?src=gendocs&ref=Editions&category=Learn_More

こいつは同時発音数が256、サンプルサイズが1.5GBと、かなり制約されている。特に発音数256は、かなり大きな制限だと思うのだが、3.30では実質512になり、相当使えるようになる。一方、Basic Editionのほうは、サンプルサイズが無制限のところ、3GBに制約される。つまり、Freeとの差が大幅に縮まってしまう。

Freeがあることで、とりあえず使ってみる、というユーザーにとっての敷居は確実に下がるけれども、不満を感じたときに、「250ドル払ってBasicにしても、それほど改善されるわけじゃないし、でも600ドル払ってAdvancedにするのは高いよなぁ」ということで、いつまでたっても有料版が増えない、ってことになりかねないのではないかという危惧を持たざるを得ない。

いまどき珍しい内外価格差

マイクロソフトが、Windows 7の「ファミリーパック」というのを
発売するそうです。
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/09/24/030/index.html
3台までのパソコンにWindows 7 Home Premiumをアップグレード
インストールできると。
普通にHome Premiumのアップグレード版を買うと1個16590円だから、
3つだと49770円のところ、23999円! 半額以下。これは相当安い。

のだが、ファミリーパックの話、前に英語版Windows 7の話で聞いた
ことがあり、それはもっと安かったような……と思って調べたらやっぱり!

http://news.cnet.com/8301-13860_3-10300835-56.html?tag=TOCmoreStories.0

149ドル。今ドル円は90円だから、1万3500円ですよ。
1つあたり、実に、4500円!

それに比べると、日本版は1個8000円。おい、ずいぶん高いじゃないか。

と今頃気づく自分もどうかしている。

そもそもWindows 7の価格は、英語版より日本語版で40~55%も高い!
そういえば、昔、Windows XPの時も、日本語版が高いうえに出荷が
遅いということで、英語版を輸入したんだったなぁ。しかし、いまどき
同じ商品にこんな価格差があるって、どういうことなの? 昔は
PCとかパーツとか、輸入して売ると楽にもうかる、という時代もあったけど、
日本で買ったほうが安くなって久しいのに。

このところの円高のせいですかねぇ?

いずれにしても1個4500円は魅力的すぎる。
英語版だと、微妙に不具合あったりすることもあるんだけど…。
個数限定なので買えるかどうかもわからないんだけど……。
悩む。

JALどうする

このところ報道がかまびすしいJALの経営問題。
私はマイレージの関係で、基本的にはANAに乗るようにしているが、先月今月は急な帰省が何度もあったため、価格比較のためJALの値段も何回か調べたのだが……。

ANAの場合、サイトに行って、日付と目的地を入力し、空席検索し、いい便があれば予約し、と、そこまで進んだ段階で、「帰りの便も取りますか?」という選択肢が出てくる。必要なければそのまま片道の券を買える。

しかしJALの場合、日付と目的地を入力し、空席検索し、よしこれを買おう、と思っても、有無を言わさず帰りの便の検索画面に進んでしまう。片道だけ買いたくても、購入に進む方法が見あたらない。なんだよこれ、と思いながら、バックボタンを押して頭に戻ると、最初の画面に「旅程」というラジオボタンがあるのに気づく。ここをデフォルトの「往復」から「片道または1区間」に切り替えないと、片道の切符は買えないのである。

しかもお粗末なのは、ラジオボタンを変更すると、出発地・目的地、出発日、クラス、等の選択がリセットされてしまうことだ。なので、また別の日にJALのサイトに来て、行き先を選び、日付を入れて、ああそうだ、片道にしなくちゃいけないんだった、と気づいてラジオボタンを押すと、行き先と日付の入力が水泡に帰してしまい、がっくりする。

こういうのって、使い勝手のキホンのキだと思うのだが、そういう点すら改善されないままになっているというところに、JALの苦境を感じてしまう。JALにサービス精神がないとは決して思わないが、システム投資の余裕がないのかなぁ、それともユーザビリティのチェックに人を割けないのかなぁ、などと邪推してしまう。今回のような(緊急融資云々)報道が出ると、やっぱりなぁ、などと思ってしまう。

そんなJALを巡って、アメリカン航空とデルタ航空の綱引きも熾烈なようだ。最初デルタの名前が挙がったときには、「うわー、西松社長やるなぁ。ワンワールド陣営にいるのに、お金を出してくれるならスカイチーム陣営のデルタと組むんだ」と、そのしたたかさに舌を巻いたが、報道によると、いやがる日航幹部を説き伏せデルタと組めと言ったのは国交省らしい。アメリカンじゃお金ないから助けられない、ということか。ところが数日後、アメリカン航空が、英国航空とカンタスまで巻き込んで支援する、という話が出てきた。ワンワールドの盟主であるアメリカンとしては、そうほいほいと他陣営には渡さない、ということなのだろうが、BAとカンタスまで出てくる、その気合いの入り方に、ちょっとびっくりした。

世界の航空陣営は、ルフトハンザやANAがいるスターアライアンスと、ワンワールド、スカイチームの3つだが、日本には国際線を飛ばす大手はJALとANAの2社しかない。したがって、航空陣営のうち1つは、日本のメジャーキャリアを取れないことになる。ワンワールドとしては、JALをスカイチームに取られたくはないのはわかるが、それにしてもずいぶんな力のいれようだ。

と思ってもう少し考えてみると、韓国のフラッグキャリア大韓航空はスカイチームの重要な一員だし、2位のアシアナはスターアライアンス。中国の3大メジャーのうち中国国際はスターアライアンス、中国南方はスカイチーム。中国東方はワンワールド入りが噂されてはいるがまだ実現していない。台湾の中華航空は、頻発する事故でイメージが悪いし、マイルで関係の深い航空会社はスカイとスターが中心。エバー航空はANAとの関係が深いので、ワンワールドやスカイは入りにくそう。

香港のキャセイはワンワールドだが、東京、北京、ソウルといった北東アジアでの存在感はもうひとつだ。そう考えると、ワンワールドがJALを死守したい気持ちもわからなくもない。一方デルタは、巨大空港仁川をハブに稠密で膨大な路線網を持つ大韓航空を押さえているから、巨額の投資をしてJALを救うインセンティブはもうひとつなような気もする。と考えると、結局デルタの出資はありえず、しかしアメリカン・英国航空に余力があまりないとすると、JALは自力でなんとかするしかない。

OBの年金を減額すれば復活するのだろうか? なんだかその昔、アメリカのフラッグキャリアだったパンナムが破綻したことを思い出す。といって、よくスポーツ新聞を賑わすANAとの合併話も、ちょっとないんじゃないかと思う。ANAとしては、人口減少、高齢化が進む日本市場に、JALを取り込んで今の2倍というレベルの路線網など、持ちたくないだろう。もっと筋肉質で、成長が見込める国の需要を取り込める会社でないと今後生き残れないだろう。いっそスカイマークが採算路線だけを引き継ぐ、くらいの刷新をかけたほがいいような気がするのだが、飲み込むにはJALは大きすぎるのが難しいところだ。

Ubuntu 9.10 alpha 5入れました→調子悪いので9.04に変更

うっかり8.04のサーバ環境がブートしない状態にしてしまったので、9.10 alpha 5ベースでサーバを再構築しました。 しかし、我ながらUbuntuインストールページ(今回9.10対応版にアップデートしました)はよくできてるなぁ。書いてあるとおりにやるとすいすい構築が進みますよ。

最大の難関だったeth0とppp0の共有問題もなんとかクリアし、ごらんのとおりサーバは無事動いているのですが、firefoxやevolutionなどを削除していたら、なぜかGUI環境が壊れてしまい、9.10 alpha 5は純粋なサーバ状態。正式版が出たら再インストールして、GUI環境復活させます。

追記:2009/9/18 apt-get upgradeをかけたら、GUIが完全に崩れ、サービスも立ち上がらなくなってしまい(つまりサーバとして機能しない状態)、……まあそれ以前にもいろいろ挙動不審ではあったので、やはりα版をサーバにするのはやめ、9.04をインストールしました。

一部作業をsshでやったせいもあり、いくつか不都合があったり、あと、pppoeconfの前にnetwork-managerを削除したせいか、ネットワーク系でちょっとトラブルもありましたが、なんとか動いています。9.10の完成版が出たら載せ替えます。

アメリカザリガニって食べられるんだ!

http://mainichi.jp/life/today/news/20090728mog00m100027000c.html

オマールエビはエビじゃなくてザリガニだ、って話は有名ですが、
だといって、田んぼの用水路にいるアメリカザリガニを
食べたという話は聞かなかった。どうせ農薬で汚染されてるだろうし、
と思っていたが、最近は食べられるのかぁ。

子供の頃、友人に「ザリガニ釣り」に混ぜてもらったことがあった。どういうものかというと、

まず、手で捕まえられる場所にいるザリガニを捕まえて、殻をむき、中の白い肉(えびそっくり)を、釣り糸の先にくくりつけ、ザリガニがひしめいている池だか川の浅瀬だかに垂らすのだ。ザリガニは、仲間の肉につられて、食べようとしてはさみを振りかざす。しっかりくらいついたところでゆっくり引き上げると、ザリガニが釣れるというわけだ。

しかし、肉が小さいとなかなかザリガニが抱え込んでくれない。結局、1匹分の肉を使って、新しくザリガニを釣り、その肉を使ってまた次のザリガニを釣り……という繰り返しなので、釣っても釣っても手元のザリガニは増えない。これはザリガニを殺戮しているだけじゃないか、と思って、1度2,3匹釣ったあと、いやになってしまった。

記事によると、害獣なので駆除して食べようという話のようだ。当時も害獣という意識はあったように思う。ひょっとしてあのザリガニ釣りは、子供たちが楽しみ(?)ながらザリガニを駆除できるという施策だったのだろうか? 今でもときどき思い出すと少し鬱になる、残酷な遊びであった。

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